特別企画「惜別!601号車のおもいで」

お知らせ : SCSISにお越しいただいた田中さんから2008年10月27日()にメールをいただきました。 SCSIS上に公開されている旧アナウンス版の2000形の走行音に関してお礼の言葉を頂きまして、(YouTubeにアップされている)6000形プロト車の動画をお使いくださいということで、今回は特別にSCSISのこのページから田中さんが公開している動画にリンクいたします。 ぜひそちらもご覧くださいm(__)m

私からも、旧アナウンス版の2000形の走行音を提供していただきましたNaokiさんに改めて深くお礼申し上げますm(__)m 該当の走行音のうち、麻生→真駒内間の走行音は公開以来最も多くの皆様にお聞きいただいている走行音で、反対方向の真駒内→麻生間の走行音も常に上位をキープしています(同じく旧アナウンスの3000形301号車の走行音も人気です)。


CLUBえすてぃ~を運営していた6101さんが発案した企画で、あさみ堂駅運営のべるずさん、札幌市交通局写真館運営のテンテンさん、そしてSCSIS(R.S.運営)の4サイト合同企画です。 元々の企画名が「惜別!601号車」で、べるずさんが作った企画ページのタイトルが「惜別!601号車特集」だったので、SCSISでは一部変えて「惜別!601号車のおもいで」としました。

過ぎ去って行く客と601号車[2007年 9月20日・新さっぽろ駅で撮影]
(過ぎ去って行く客と601号車 2007年 9月20日・新さっぽろ駅で撮影)

601号車とは?

東西線で最初に走行された車両

東西線開通前、「琴似~白石」間を完成させるべく、建設が進められていました。 しかし、当時のオイルショックの影響を受け、初期に工事を開始した「菊水~白石間」がある程度完成したまま、それ以外の区間の工事は一時中断されたような状態になっていました。 その中で、1975(昭和50)年に東西線で運行される車両が川崎重工で完成し、6000形01編成(試作車)として6101・6201・6301・6901の4両が札幌に運ばれました。 当時まだ車両基地が完成していなかったため、東札幌付近で搬入された試作車は、開通前まで菊水~白石間を走行していたと言われています。

その後、新さっぽろ延伸時に6401・6601を増結して6両編成とし、さらに、宮の沢延伸時に8000形に準じた車両である8301を増結して、現在の7両編成に至ります。 よって、本当の意味での試作車は6101・6201・6301・6901の4両のみとなります。

他の6000形車両とは異なる特徴

この6000形601号車は試作車ということもあり、「試作品」の意の英語の"prototype"(プロトタイプ)より、一部から「プロト車」と呼ばれています。 また、このプロト車は、1976(昭和51)年以降製作の車両(量産車)と比べて異なる点がいくつかあります。

量産車 : 607号車[6907]の側面[2006年 8月25日・宮の沢駅で撮影] 試作車 : 601号車[6101]の側面[2007年 9月20日・新さっぽろ駅で撮影]
(左 : 607号車[6907] 右 : 601号車[6101])

写真をご覧頂くとお分かりいただけると思いますが、試作車と量産車とでは先頭車のつくりが異なっております。 まず、601号車は量産車に比べ車体が丸みを帯びています。 これは、601号車を製作する際に2000形の金型を使ったからだという説があります(2000形の車体も丸みを帯びています)。

また、車両上部に車両番号が表示されているのも試作車だけです(6101・6901)。 さらに、601号車の初期製作車両(6101・6201・6301・6901)に関しては、車両側面下部に金属帯が巻かれております。 何故そうなっているのかは不明ですが、あえて言うならば車両の補強目的といった感じでしょうか.....?

他にも、ドア部分の窓のサイズが試作車の方が大きかったり、6000形独特の車内化粧版が、6101・6201・6301・6901のみ他の6000形車両と比べて濃く描かれていたりなど、試作車と量産車とで細部に関する違いがあります。

今後の601号車の行く先は…?

この601号車は、開通前から今までずっと東西線を支えてきた大事な車両なのです。 しかし、今後の計画によって、601号車含め6000形車両が全車両廃車になってしまうことがほぼ確実となっております。 そこで、6101さんが発案された札幌市営地下鉄関連4サイト合同企画「惜別!601号車」が立ち上がることとなりました。

以下から601号車の写真・走行音・動画を紹介していきます。

601号車のおもいで集

601号車の写真・走行音・動画を、文章を交えながら紹介します。

写真

先頭・最後尾車両

恐らく、一番最初に撮影した601号車の写真です。まだまだ撮影技術が未熟な頃ですね(汗[2005年 1月19日・宮の沢駅で撮影]

恐らく、私が一番最初に撮影した601号車の写真です。 撮影技術がまだまだ未熟です(汗

リニューアル前のSCSISのトップ画像に使っていました。[2005年10月29日・大通駅で撮影]

この写真は、リニューアル前のSCSISのトップ画像で使われていたものです。 現在も、「クラシック」のデザインを選ぶと、復刻版ですが、この写真を元にしたトップ画像が表示されます^_^;

601号車(6101) + 女性車掌 + Aライナー[2006年 3月 6日・大通駅で撮影]

2006年 3月、601号車がdocomoのAライナーになっていたので撮影しました。 この写真は以前べるずさんに差し上げたことがあり、べるずさんのサイト上でも公開されていました(現在は、べるずさんのサイトのリニューアルに伴い、SCSISのみの公開となっています)。 6101+女性車掌+Aライナーという組み合わせはなかなかないと思います^_^;

Aライナー[2007年 3月22日・宮の沢駅で撮影]

こちらは普通のAライナーです。

6901の写真[2007年 9月10日・宮の沢駅で撮影]

2007年 9月(廃車される前の月)に撮影した写真も出してみます。 撮影場所は、最初の写真と同じ宮の沢駅1番ホームです。

一番上の元の写真(6101)[2007年 9月20日・新さっぽろ駅で撮影]

このページ上部に表示している写真の元となった写真です。 宮の沢駅より新さっぽろ駅で撮影する方がブレやすく難しいですが、何とかほとんどブレずに撮影することができました!

その他

6201から望む6101(一部6201)の車内[2007年 9月20日・宮の沢駅で撮影]

601号車の車内です。 座席はかなり使い古されており、実際に見てみると、今までの活躍が目に見えて分かります。

6201のドア部[2007年 9月10日・宮の沢駅で撮影] 入ってみると.....?[2007年 9月10日・宮の沢駅で撮影]

ドア部分の写真も撮ってみました。 試作車は、量産車に比べてドア部分の窓の大きさが大きいです(6401・6601・8301は除きます)。


私以外の方が撮影された写真も従来通り公開しておりますので、ぜひ601号車のページもご参照ください。

走行音

この走行音は、6000形の走行音(601号車・その2)と同じ走行音です。

先日、限定公開といいながら結構長い間公開していた6000形の走行音よりはまだましだと思います^_^; 最初風の音が混ざって聞き取りづらくなっていますが、予めご了承くださいm(__)m (6201で収録しましたが、チョッパ音は聞き取りにくいと思います。その点も重ねてお詫び申し上げますm(__)m)

視聴・ダウンロード (走行音はWMA形式 ファイルサイズ : 32.6MB 走行音の再生時間 : 35分26秒)

動画

撮りたての動画です^_^; 601号車が入線する際の動画を撮影しましたので、ぜひご覧下さい。

ファイルサイズがあまりにも大きいので、ZIP形式によって圧縮されたファイルのお持ち帰りのみです。 また、私のミスにより、映像が途中で斜めってしまっている部分があります。 予めご了承くださいm(__)m

ダウンロード (動画はAVI形式・ZIPファイルで圧縮 ファイルサイズ : 278MB 収録時間 : 1分20秒)

最終更新日 : 2010年10月 3日()
© 2004-2011 R.S., All Rights Reserved.
一部の例外を除き、このサイトからの一切の無断転載・再配布などの行為は禁止させていただきます。