東西線の概要

東西線全般に関して説明していきます。 一部引用元を明記した上で他からの情報を引用してくることもありますが、基本的に自分の記憶を頼りにして作っていますので、もしかしたら間違いがあるかもしれません(そのときは申し訳ございません。また、間違いをメール[トップページの下の方に載っています]で報告していただきますと、こちらとしても非常に助かります)。

東西線について

大通駅の2番ホームで撮影した6000形試作車(6101)です。[2006年 3月 3日撮影] 新さっぽろ駅の2番ホームで撮影した、6000形616号車の試運転の様子です。[2006年 6月 8日撮影] 大通駅で撮影した、 9月 3日に新しく導入されたばかりの8000形(8102)です。[2005年 9月 3日撮影]
(順に、601号車[6000形プロト車]、616号車[6000形量産車]、802号車[8000形5次車])

旧千歳線を通るはずが.....

昭和51(1976)年 6月10日に東西線が営業開始することになりました。 当初、白石方面はやはり費用を浮かすため、国鉄の旧千歳線を用いて高架にする予定でしたが、用地取得が間に合わず、やむなく南郷通の真下に造られることになりました。 (ちなみに、その後旧千歳線が走っていた場所は、札幌市内の部分は「白石サイクリングロード」[ただし、東札幌の一部分にコンベンションセンターなどの施設が建設される]、北広島市にかかる部分が「エルフィンロード」というサイクリングロードになりました)

なお、開業前にオイルショックが発生したため、路面の構築が遅れてしまい、当初は白石〜菊水間しか出来上がっておりませんでした。 そのため、その区間のみ早く開通させようではないかという動きもありました。

ですが、その当時の札幌市長であった板垣市長は、「早期開通させると混乱を招いてしまう」と判断し、琴似〜菊水間の工事が完了するまで開通を待つことに致しました。 そのため、当初の予定よりおよそ1年遅れで東西線が開業いたしました。

(当時としては)最新の設備を導入

東西線は、南北線と同様に、コンピューターによる走行状況の自動管理(CTC[Centralized Traffic Control] : 列車集中制御装置)や、走行している区間ごとに決められている速度を超過すると、自動的にその速度まで落とす仕組み(ATC[Automatic Train Control] : 自動列車制御装置)などが導入されています。

また、当初はATOによる自動運転も行われていましたが、乗りごこちが悪かったようで、1991(平成3)年頃、601〜620号車において、ATOが封印・撤去されたようです。 ただし、東車両基地からひばりが丘裏にある乗務員専用ホームまでの間に関しては、自動で回送運転が行えるように、新たにAVCという独自の装置を開発し、既存の6000形に設置いたしました。

[参考] AVCについて

AVCは、先程紹介した通り「東車両基地」から「ひばりが丘裏にある乗務員専用ホーム」まで自動回送運転を行うシステムです。 (ひばりが丘駅は、通常の1番ホーム・2番ホームの他に、乗務用として2番ホームの裏側に乗務員専用ホームが設置されております。自動回送の操作等もここですることになります)

これは、ATCの速度情報を元に自動で回送運転を行うもので、6000形のみならず、8000形にも導入されております。 6000形がAVCによって回送される場合は、車両前面の向かって左側にある「自動回送」のランプが点灯いたします。 また、8000形がAVCで回送される際は、車両前面の行先案内に赤字で「自動回送」と表示されます。

車両基地に関して

東西線は、開業当初は全ての車両が西車両基地に留置されていました。 その後、1982(昭和57)年 3月21日に白石〜新さっぽろ間が開通し、それに合わせ、新たに東車両基地が造られました。 これにより、東車両基地と西車両基地とで半分ずつ車両を留置することになります。

西車両基地に車両を留置することになった東豊線が開通する少し前、東車両基地の増築工事が行われ、地上と半地下の2層構造となりました。 この工事によって、東西線の全車両を東車両基地に留置させることが出来るようになりました。

そして、東豊線開業後から、東車両基地は東西線の車両のみ、西車両基地は東豊線の車両のみ留置されるようになりました。 ただし、東豊線開業当初は西車両基地の設備が整っていなかったため、東豊線車両の大掛かりな点検(全般検査等)に関しては、東車両基地まで回送して行っていたようです。 東豊線車両にはAVCは導入されていないため、ひばりが丘裏の乗務員専用ホームから東車両基地までの間も、手動運転によって運転されたようです。

駅設備・デザインに関して

ホームの形式

東西線は、現時点では全てで19駅あります(2006年現在)。 ホームの形式は以下の通りです。 (ホーム : 黄色 / 走行路 : 灰色)

フラップ式表示器

当初、ホームには「フラップ式表示器」と呼ばれるものがありました。 地下鉄が駅に近づくと、それがパタパタとめくれて、「〜〜行が来ます」「回送車が来ます」「試運転車が来ます」と表示されました。 また、地下鉄が到着した際には、「〜〜行」「回送車」などと表示されておりました。

* 「〜〜行」の〜〜の部分には、「琴似」「西28丁目」「大通」「菊水」「白石」「南郷7丁目」「ひばりが丘」「新さっぽろ」のいずれかが入ります(記憶があいまいですが.....)。

フラップ式表示機の写真があるといいのですが、残念ながら、その写真は残されておりません..... (少なくとも、私の手元にはありません.....)

ホーム電光表示板

ホーム電光表示板(新さっぽろ駅 1番ホーム)[2005年12月17日撮影]

1998(平成10)年、琴似〜宮の沢間の延長開通に伴い、フラップ式表示器が撤去され、新たに「ホーム電光表示板」が設置されました。 このホーム電光表示板は、その数年ほど前(年数は定かではありません)南北線で導入されたものとは異なり、LED表示部の下に行き先表示がセットで取り付けられました。 また、その横に時計がついているタイプもあります。

危険防止ランプ

危険防止ランプ(南郷7丁目駅 4番ホーム)[2005年12月10日撮影]

さらに、琴似〜新さっぽろ間に関しては、ホームの乗降口付近にランプがあります。 このランプは東西線開業当初から存在するもので、車両が到着した際に赤く点滅していたそうです。

しかし、駆け込み乗車を助長するものと思われたため、その後使われなくなりました。 数年ほど前、一部の駅においては、そのランプが緑のテープでふさがれたようです。 (ちなみに、このランプは発寒南・宮の沢駅には設置されておりません。)

車両に関して

車両は、当初6000形車両が4両20編成(61XX・62XX・63XX・69XX)導入されましたが、新さっぽろ延長開通にあわせ、6000形が6両編成になり(64XX・66XXを増結)、さらに621〜624号車も導入されました。 そして、宮の沢延長開通にあわせ8000形825・826号車(7両編成)が導入され、それと同時に既存の6000形車両の64XX・66XXの間に83XXが増結されました。

6000形は、2000形と同様にかなり特色がある車両で、特に6000形601号車に関しては、試作車のため、量産車とは様々な違いがあります(6000形の詳細は、6000形の車両紹介を参照)。

8000形は、5000形を元に作られた車両で、東西線にあわせてラインカラーの色を変えるなどしています。 また、5000形にはない電気笛があるのも8000形の特徴です。

また、2009(平成21)年度からワンマン運転を開始するため、それに合わせて既存の路面上等に存在するATOに関するシステムを最新のものにするのと同時に、6000形から8000形への置換が年に数編成ずつ行われるようになりました。 さらに、平成18年度から最初からワンマン運転に対応した8000形車両が登場し、現在、既存の8000形もワンマン運転できるように随時改造されております(詳細は、8000形の車両紹介のページをご覧下さい)。

東西線は現在26編成在籍しておりますが、8000形置換後 最終的に車両が2編成削減され、当初の24編成に戻るのではないかと見ております。 その際、余った2両分は車両番号を変更するのか、あるいは欠番にするのかは現時点では分かりませんが、今後の様子を見ていく必要があるでしょう。

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最終更新日 : 2008年12月28日()
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